ペルーをはじめとする南米の人々は、アリコープ社が製造する食料品を購入したり、プリマックス社のガソリンを車に給油したりと、日々の生活でグルーポ・ロメロを利用しています。グルーポ・ロメロは、合計で230以上の事業を運営するコングロマリット(多業種間にまたがる巨大企業)となっており、さらなる拡大を目指しています。
グルーポ・ロメロのCoE(センター・オブ・エクセレンス)であるエクセリアは、M&Aにより急成長を遂げ、その後、イノベーション戦略の一環として、膨大な量のデータ、サイロ化したアプリケーション、複雑化したITインフラを引き継ぎました。
その結果、多種多様のシステムを管理しなければならなくなり、コストが増加。社内のITチームは、変化するビジネスニーズに応えるのが難しくなり、多くのグループ関連企業の戦略的成長に歯止めがかかってしまいました。
グルーポ・ロメロ エクセリア技術担当副社長であるRenzo Hurtado氏は、この課題について次のように説明します。
「当社のグループ企業は、物流、銀行、食品メーカーなど、それぞれまったく異なるオペレーションモデルを持っています。それぞれの事業体に対して、どのようにすれば業界特有の課題を解決できるのか、そして優れた顧客サービスの提供によって、進化する市場に適応できるようになるのでしょうか。