みなさん、こんにちは。
キンドリルジャパンにてKyndryl Inclusion Networks」(以下KINs)のLGBTQ+&アライ コミュニティのエグゼクティブ スポンサーを務める塩見寛行です。
キンドリルジャパンの事業については、前回の松本さんのブログでも記載がありましたが、我々は企業および社会基盤としての情報システム・インフラストラクチャーの設計・構築・運用管理・モダナイゼーションを実施し、効率的で、信頼性の高いインフラストラクチャーサービスを提供しています。そのために、社員は最新の技術を学びスキルを高めるとともに、様々な企業との協業体制を敷きながら、最適なソリューションを創り出し、お客さまと社会への提供価値を最大化することを目指しています。この目標の実現には、技術を知り、見極め、使いこなしていく「人」が非常に重要となります。社員一人一人が発揮する力がキンドリルジャパンのお客さまへの提供価値に直結しているため、「キンドリルジャパンは一人一人が自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていく」というインクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ(以下ID&E)のミッションを設定し、全社員やパートナーの方々が更に働きやすい環境にしていくべく活動をしています。
例えば、キンドリルジャパンでは、働きやすい環境づくりの活動の一環として、同性パートナーを法律婚の配偶者と同等にみなす「パートナー登録制度」を整備しています。これにより、結婚や出産などの際の特別有給休暇などの各種人事プログラムが、登録された同姓パートナーにも適用されるようになりました。また、LGBTQ+当事者のニーズに沿った、制度改革の推進をさらに目指しています。性自認・性的指向をオープンにするかしないか、制度を利用するのは任意です。
キンドリルではKINsと呼ばれる社員主導のボランティアグループを作ることを会社としてサポートしており、人種、性別、性的アイデンティティなど、共通のアイデンティティを中心に結成され、 メンバーが重要なトピックについて話し合い、共通の経験や視点を通じて互いに関わり、つながりやネットワークを作るための安心できる空間を提供しています。キンドリルジャパンが設立された2021年9月から約1ヶ月後には、KINsとして社員によるLGBTQ+&アライ コミュニティが発足しました。LGBTQ+&アライ コミュニティでは、LGBTQ+の当事者、もしくはアライとして、キンドリルジャパンすべての社員が最大限の能力を発揮できる安全で受容された環境を作るための活動を実施しています。
ここで、これまでのLGBTQ+&アライ コミュニティ活動の一部をご紹介します。
まず、2022年にはWork with Prideの最高ランクに当たるゴールドを受賞いたしました。Work with Prideは職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取組みの評価指標として発足され、キンドリルジャパンとして、従業員の方々が自分らしく活動ができるような環境づくりに取り組んでいる結果が今回の受賞に結びついたと認識しています。
2022年、2023年に開催されたTokyo Rainbow Pride(以下、TRP)にもキンドリルジャパンとして参加し、サポートを表明させていただきました。2023年にはBronze Aスポンサーとしてイベント当日にブースを出展し、今年のTRPのテーマ「変わるまで、続ける」に則り、「自分が変わりたいこと」「社会に変わってほしいこと」をメッセージカードに記載いただき、昨年に引き続き今年も多くの方々と交流することができました。また、ブースにお立ち寄りいただいた方にはキンドリルジャパンがどのような企業であるかというご説明もさせていただき、あらためてキンドリルジャパンがどのように一般の方々に認識いただいているのかを知れる貴重な機会にもなりました。
今年6月30日にはキンドリルジャパン内でのPride Monthイベントが開催されました。
イベントは三部制形式となり、第一部は14時から最初の1時間は外部から講師の方をお招きして同性婚、昨今話題になっているLGBT理解増進法案に関する勉強会を実施、第二部は勉強会を受けての意見交換を目的としたラウンドテーブル、第三部ではレインボーフラッグを模したキーホルダー作成と懇親会という流れで実施されました。
第一部は外部講師として、「結婚の自由を全ての人に」訴訟東京弁護団共同代表などを務められている寺原弁護士とオランダで企業研修やパフォーマンス改善などWorkplace Inclusionに特化したビジネスを展開されている金さんの2名をお招きして、法的フレームワークや、世界で初めて同性婚を認めた国オランダなどの視点から、日本において6月23日に施行された「LGBT理解増進法案」がどういった影響をもたらすのか、どのようにこの法案と向き合うべきなのか等を丁寧にご説明いただきました。 外部講師の方々のお話を伺ってから、参加者同士で、どうすれば当事者の方々に寄り添えるのか、どのような社会に今後なっていくべきなのか、活発に意見交換がなされました。 三部制で多様な観点から同性婚に関して理解を深められるイベントを実施できたと認識しております。
キンドリルジャパンでは、今後も、社員全員が、安心してそれぞれの力を存分に発揮できる環境を作れるよう取り組んでまいります。今後、他企業様と、こういったコミュニティ活動に関する取り組みについても、意見交換させていただきながら、それぞれの活動を広げ、繋げていくことができればと考えています。