技術的な需要が急速に高まる中、企業は顧客の変化するニーズに応える方法をさらに模索しています。

このような重要な変革期においてビジネスリーダーを支援するために、キンドリルは、SAPとの戦略的アライアンスを拡大して、AI搭載のクラウドERP(エンタープライズリソースプランニング)であるRise with SAPを採用しました。これにより、SAP S/4HANA® Cloud Private Editionをお客様に提供できるようになりました。

今回のアライアンス拡大により、お客様はワークロードをクラウドに移行するという複雑なデジタルトランスフォーメーションの課題を解決できるようになります。SAPの大手のお客様にサービスを提供してきたキンドリルの専門知識は、拡張されたケイパビリティを補完し、エンドツーエンドのサービスとITモダナイゼーションのサポートをさらに提供できるようになります。

ここで、キンドリルの元最高情報責任者(CIO)であり、「カスタマーゼロ」としてキンドリルの変革を主導し、現在はグローバルのアプリケーション、データ&AIのプラクティスリーダーである、マイケル・ブラッドショー(Michael Bradshaw)が、RISE with SAPとのアライアンスによって実現したAIを活用したERP機能によって、お客様がどのようにデジタルトランスフォーメーションを推進できるかを詳しく説明します。

企業がERPシステムをモダナイズする場合、どのようなプレッシャーに直面するのでしょうか?

企業は、お客様のニーズに応え続けるために進化する必要があります。システムをモダナイズすることで効率性とパフォーマンスの向上につながり、データと業務に対する詳細なインサイトからのメリットを得られるようになります。企業が最新システムを最大限に活用し、テクノロジーへの投資から確実に利益を得るために、キンドリルはどのような支援を行っているのでしょうか?

キンドリルのお客様にとって、その答えは複合的です。キンドリルは、IT管理とデジタルトランスフォーメーションの豊富な経験を活用しながら、お客様のソフトウェアプラットフォームの利用を最適化を推進します。例えば、企業はSAPデータから実用的なインサイトを得たいと考えており、アプリケーション開発サイクルを高速化して、SAP S/4HANA Cloudの変革に不可欠となるデータ統合サービスを採用したいと考えています。キンドリルの専門知識とSAPのプラットフォームのユースケースを組み合わせることで、お客様の価値実現までの時間を短縮し、変革の取り組みを最適化することができます。

デジタルトランスフォーメーションにおける喫緊の課題にはどのようなものがあるでしょうか?

Cお客様は3つの大きな課題を克服する必要があります。まず、デジタルトランスフォーメーションをミッションクリティカルな成果に合わせる必要があります。また、お客様は、戦略の一部としてリスクの特定と軽減が不可欠であることを理解する必要があります。お客様が求める成果を設定すれば、その成果を迅速かつ効率的に達成するための適切なモダナイゼーション戦略を策定することができます。

次に、お客様はプラットフォームとシステムのモダナイゼーションをサポートする能力を確保するために、自社のテクノロジー資産全体を評価する必要があります。例えば、ERPシステムの更新が必要なお客様は、新しいプラットフォームや更新されたプラットフォームとシームレスに統合できるように、データやアプリケーションの準備を進める必要があります。

しかし、こうした取り組みは適切なスキルがなければ成功しません。そのため、デジタルトランスフォーメーションを成功させるための最終ステップ、つまり、適切なワークロードを適切なプラットフォームに効率的かつコストをかけず、業務を中断せずに移行することが必要です。そのためには、エンドツーエンドのプロセス全体をリードし管理する能力と経験を備えた、信頼できるパートナーと協力することが必要になります。

 

キンドリルの専門知識とSAPのプラットフォームのユースケースを組み合わせることで、お客様の価値実現までの時間を短縮し、変革のプロセスを最適化することができます

マイケル・ブラッドショー

グローバルのアプリケーション、データ&AIのプラクティスリーダー

アプリケーション、データ&AIのグローバルリーダーとして、当面の重点分野は何でしょうか?

この2年間にわたり、私はキンドリルの初代CIOとしてキンドリル自身を変革する道のりを歩み、エンタープライズITプロフェッショナルとしての経験を結集してきました。そのため、企業が変革の過程で優先事項、プレッシャー、障害についてバランスを取る必要があることを理解しています。また、どのビジネスにも違いがあり、予算と時間的制約の範囲内で変革しながら、事業運営を維持する必要があります。新しい役割では、お客様とサービスプロバイダーの両方としての直接的な経験を生かすことができます。そして、お客様のデジタルトランスフォーメーションをサポートする能力を提供できるよう、キンドリルをリードしていきます。

SAPとのアライアンスによって、キンドリルの成長戦略はどのようになるのでしょうか?

SAPは、キンドリルのアライアンスエコシステムおよび顧客ベースにおいて重要な役割を果たしています。私たちはRISE with SAPのデリバリーパートナーとして、また、キンドリルの拡張されたアプリケーションサービスを活用することによって、お客様のモダナイゼーションの取り組みをサポートできることを楽しみにしています。また、キンドリルは幅広いアライアンスエコシステム、特にすべての主要なハイパースケーラーとの関係を活用して、お客様にエンドツーエンドのサポートを提供しています。キンドリルの使命は、お客様のビジネス成長に必要なサービスとソリューションを提供することです。そして、その実現が重なっていけば、より早い段階で成長を取り戻すことができるでしょう。

キンドリルとSAPのアライアンスの次なる展開は?

キンドリルとSAPのアライアンスは、それぞれの強みを合わせた以上の価値をもたらします。 両社が協力することで、お客様のデジタルトランスフォーメーションの段階に合わせたニーズに応えていきます。

 キンドリルとSAPが協力してお客様にサービスを提供する方法の詳細はこちら

マイケル・ブラッドショー

グローバルのアプリケーション、データ&AIのプラクティスリーダー