[米国ニューヨーク – 2022年7月25日(現地時間)発] – 世界最大規模のITインフラストラクチャ・サービス・プロバイダーであるキンドリル(NYSE:KD)は本日、ランサムウェアなどの破壊的なサイバーインシデントからの復旧を支援する新しいリテーナーサービスを発表しました。キンドリルのリカバリー・リテーナー・サービスは、市場で現在入手可能なインシデント対応リテーナーの域を超えた復旧措置に重点を置いています。あらゆるインシデント対応リテーナーを自然な形で補完するこのサービスは、セキュリティおよびレジリエンシーサービスにおけるキンドリルの専門知識の上に成り立っています。
キンドリルのリカバリー・リテーナー・サービスは現場またはリモートで専門家のサポートを提供し、サイバーインシデントからの復旧を支援します。サイバー復旧分野に関する適格な専門家がオンデマンドでアクセスできるようになっており、お客様は事前対応的にサイバー復旧の備えを整える際や、サイバーセキュリティインシデントからの復旧を行う際にサポートを受けることができます。
キンドリルは分野特有の深い専門知識、復旧対応、影響緩和策を組み合わせて最大限の価値を提供するとともに、コンサルティングとインシデント復旧の経験に裏打ちされた業界トップクラスの手法を活用して、増え続ける脅威にさらされているお客様をサポートします。
キンドリルのセキュリティアンドレジリエンシー担当グローバルプラクティスリーダーを務めるクリス・ラブジョイ(Kris Lovejoy)は次のようにコメントしています。「この分野で、単なるセキュリティから一種の『サイバーレジリエンス』への移行が進んでいることを認識する必要があります。官民両セクターには知識と対応力の両方が必要です。なぜなら今日では、問題はもはやサイバー攻撃で防御が破られるかどうかではなく、いつそれが破られ、その損害額がいくらになるか、だからです「リカバリー・リテーナー・サービスでは専門家のサポートをすぐに利用できるので、サイバーインシデントの影響が緩和されます。」
IDC Researchのセキュリティサービス担当バイスプレジデントを務めるクレイグ・ロビンソン(Craig Robinson)氏は、次のようにコメントしています。「ITチームとサイバーセキュリティチームは、サイバーレジリエンスがもはや単なる構想段階ではないことを示す役割を担っています。制御された迅速な方法で重要機能を復旧できるようにする実際のサイバー復旧計画を作成することが、サイバーレジリエンスの鍵となるステップです。論理的な進め方としては、実際のサイバー復旧運用で必然的に高まる負荷レベルを軽減するためにサイバー復旧計画を定期的に実践し、それと並行して、組織のデジタルフットプリントに不可避の変更に伴う問題点を解消することになります。」
キンドリルのリカバリー・リテーナー・サービスでは、サイバー攻撃による機能停止後の復旧措置を講じるため、世界中に配置された専門家の知識、資産、サービスを提供します。このサービスはお客様の早急な運用再開を支援することを目的としており、インシデント対応リテーナーサービスの先を行くものです。インシデント対応リテーナーサービスは、フォレンジックは提供するものの、その他の重要タスクとして、フォレンジックに基づく復旧プロセス定義、アプリケーションの再展開、データ復旧、システムのクリーニングなどの復旧関連の措置は行わないのが一般的です。キンドリルのリカバリー・リテーナー・サービスを活用すれば、既存のインシデント対応リテーナーを補完できます。
日本では、現在本サービスは開発検討中です。
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キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NY証取:KD)は、世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであり、世界中の企業が日々の業務で利用する、複雑かつミッションクリティカルな情報システムを設計、構築、管理、モダナイズしています。キンドリルは、世界で約9万人のプロフェッショナルを擁し、60カ国以上でフォーチュン100の75%に相当する企業を含む4,000社超のお客様にサービスを提供しています。詳細については、www.kyndryl.comをご覧ください。